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朝までぐっすり眠れる方法はある?一瞬で眠れると話題の方法も一挙紹介
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睡眠中に姿勢を変える「寝返り」は、自覚を持って行うケースは少なく、無意識のうちに行われることがほとんどです。
「寝返り」には様々な効果があり、質の高い睡眠を得るためには必要不可欠です。そのメリットや重要性をご紹介します。
1:体にかかる負担を軽減する
睡眠中は体に圧力がかかりますが、適度に寝返りを打つことで体にかかる負担が軽減され、睡眠の質が高まります。
また仰向けに寝ると起きている間に丸まった背骨が自然と伸びますが、寝返りをするとさらに反るストレッチ効果が加わり、体をほぐす効果もあると言われています。
寝返りには血行を促進し、体温を調節する働きがあるとも言われており、腰痛などの不調をリセットするためにも必要不可欠です。
2:寝具の空気を入れ替える
寝返りには布団の中にこもった温度や湿気などの空気を入れ替える働きがあり、空気の入れ替えによってムレを解消することができます。
通気性に優れた寝具を使うことで快適な睡眠環境を作りやすくなり、ムレを予防することができます。
温度や湿度の調節には適度な寝返りを行うことが大切です。
健康な成人の方の一晩の睡眠時間を8時間ほどとした場合、寝返りの回数は10~30回、平均的には20回前後と言われています。
これよりも寝返りが少ないと、体への負担が大きくなったり睡眠の質が低下する恐れがあります。
良質な睡眠に欠かせない寝返りは、寝具を変えることによってある程度コントロールすることが可能です。
より質の高い睡眠を求める方は、正確な寝返りの回数を計測してみるといいかもしれません。
また、寝返りが多くなるのは、眠りが深くなる「ノンレム睡眠」の時です。
成人の方の場合、ノンレム睡眠とレム睡眠の周期は約90~120分で、それによって寝返りの回数も増えていると言えます。
では寝返りを打たなかった場合、どのような問題が生じるのでしょうか。
その主な影響について説明します。
1:血行不良の原因になる
寝返りを打たない場合、睡眠中に筋肉や背骨などに圧力がかかり、身体の同じ箇所に負担がかかって血行不良になる可能性が高くなります。
血行不良になると酸素や栄養が全身に行き渡らなくなり、老廃物が蓄積され、肩こりやむくみ、冷えといったさまざまな身体の不調が引き起こされます。
さらに進行すると疾病につながるリスクもあるため注意が必要です。
2:凝りや痛みを引き起こす
寝返りが打てないことで凝りや痛みを引き起こしているケースもあります。
血行不良によって床ずれや腰痛などが発生しやすくなり、起床時に身体の凝りや痛みが感じられる場合、寝返りが打てていない可能性があるかもしれません。